結論から言ってしまうと、料簡の正しい読み方は「りょうけん」になります。
料簡の”簡”は「かん」「けん」と読むことができますが、
料簡は「りょうけん」と読むのが正しく、「りょうかん」と読むのは間違いです。
また料簡(りょうけん)のように「料(りょう)」が用いられている言葉には、
「料理(りょうり)・原料(げんりょう)・有料(ゆうりょう)・染料(せんりょう)」などがあります。
料簡(りょうけん)のように「簡(けん)」が用いられている言葉は、
料簡の他には「不料簡(ふりょうけん)」しか見つけることができませんでした。
次の章で料簡の意味について解説していきます。
料簡は「考えをめぐらすこと。また、その考えのこと/堪(こら)えること。許すこと」の意味として用いられています。
料簡を用いた例文としては、「料簡が狭い」や、「今は料簡してほしい」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「考えをめぐらすこと。また、その考えのこと」の意味で、後者の例文は「堪えること。許すこと」の意味で使用しています。
また料簡の類義語としては、「分別(ふんべつ)・意識(いしき)・心境(しんきょう)・気構え(きがまえ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても料簡と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「料簡の読み方と意味、”りょうかん”と”りょうけん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど