結論から言ってしまうと、汚穢の正しい読み方は「おわい」「おあい」「おえ」になります。
汚穢の”穢”は「けが(れる)」「わい」「あい」「え」と読むことはできますが、「さい」と読むことはできないので、汚穢を「おさい」と読むのは間違いです。
ただ一般的には汚穢は「おわい」と読むことがほとんどです。
また汚穢(おわい)のように「汚(お)」が用いられている言葉には、
「汚染(おせん)・汚職(おしょく)・汚名(おめい)・汚点(おてん)」などがあります。
汚穢(おわい)のように「穢(わい)」が用いられている言葉は、汚穢の他には見つけることができませんでした。
次の章で汚穢の意味について解説していきます。
汚穢は「汚(よご)れていること。穢(けが)れていること/大小便。糞尿(ふんにょう)のこと」の意味として用いられています。
汚穢を用いた例文としては、「一切の汚穢を捨てず生きる」や、
「汚穢の汲み取りを業としている人」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「汚れていること。穢れていること」の意味で、
後者の例文は「大小便。糞尿のこと」の意味で使用しています。
また汚穢の類義語としては、「不純(ふじゅん)・汚損(おそん)・汚濁(おだく)・醜悪(しゅうあく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても汚穢と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「汚穢の読み方と意味、”おさい”と”おわい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど