数稽古の読み方と意味、「かずけいこ」と「かずげいこ」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「数稽古」という言葉があります。

 

この数稽古に使用されている漢字(特に”稽”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは数稽古の読み方と意味、「かずけいこ」と「かずげいこ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.数稽古の正しい読み方は「かずけいこ」「かずげいこ」?

 

では数稽古の正しい読み方は、「かずけいこ」「かずげいこ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、数稽古の正しい読み方は「かずけいこ」「かずげいこ」の両方になります

 

数稽古の”稽”は「けい」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には数稽古は「かずげいこ」と読むことが多いです。

 

 

 

また”稽”の読み方は「けい」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「げい」という読み方をすることはできません。

 

数稽古のように「かずけいこ」ではなく、「かずげいこ」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

数稽古であれば、数(かず)+稽古(けいこ)なので、稽古(後ろの語)の語頭である清音の”け”が濁音の”ご”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で数稽古の意味と類義語について解説していきます。

 

2.数稽古の意味と類義語について

 

では数稽古の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず数稽古は「何回も数をこなして練習したり、学んだりすること」の意味として用いられています。

 

 

数稽古を用いた例文としては、「数稽古には限界がある」や、
「昔は数稽古で上達していった」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また数稽古の類義語としては、「練磨(れんま)・鍛錬(たんれん)・反復(はんぷく)・下稽古(したげいこ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても数稽古と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「数稽古の読み方と意味、”かずけいこ”と”かずげいこ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ