さて日常的に使われるもので「搦手」という言葉があります。
この搦手に使用されている漢字(特に”搦”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは搦手の読み方と意味、「からめて」と「じゃくしゅ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.搦手の正しい読み方は「からめて」「じゃくしゅ」?
では搦手の正しい読み方は、「からめて」「じゃくしゅ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、搦手の正しい読み方は「からめて」になります。
搦手の”搦”は「から(める)」「じゃく」と読むことができますが、
搦手は「からめて」と読むのが正しく、「じゃくしゅ」と読むのは間違いです。
「からめて」というのは、一般的に”搦め手”と書き表されることが多いです。
次の章で搦手の意味と類義語について解説していきます。
2.搦手の意味と類義語について
では搦手の意味と類義語について見ていきましょう。
まず搦手は「城の裏門。また。城の裏門を攻める軍勢のこと/相手の予想もしていないところや弱点のこと/人を捕らえる人のこと」の意味として用いられています。
搦手を用いた例文としては、「搦手から攻めるのも良い」や、「搦手から論ずる」のような使い方で用いられています。
搦手は一般的に「相手の予想もしないないところや弱点のこと」の意味で使われることが多く、どちらの例文も「相手の予想もしないないところや弱点のこと」の意味で使用しています。
また搦手の類義語としては、「欠点(けってん)・急所(きゅうしょ)・欠陥(けっかん)・泣き所(なきどころ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても搦手と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「搦手の読み方と意味、”からめて”と”じゃくしゅ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 搦手の正しい読み方は「からめて」で、「じゃくしゅ」は間違い。
- 搦手は「城の裏門。また。城の裏門を攻める軍勢のこと/相手の予想もしていないところや弱点のこと/人を捕らえる人のこと」の意味。
- 搦手の類義語には、「欠点・急所・欠陥・泣き所」などがある。