さて日常的に使われることはあまりないですが、「誤謬」という言葉があります。
この誤謬に使用されている漢字(特に”謬”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは誤謬の読み方と意味、「ごびゅう」と「ごひょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.誤謬の正しい読み方は「ごびゅう」「ごひょう」?
では誤謬の正しい読み方は、「ごびゅう」「ごひょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、誤謬の正しい読み方は「ごびゅう」になります。
誤謬の”謬”は「あやま(る)」「びゅう」と読むことはできますが、
「ひょう」と読むことはできないので、誤謬を「ごひょう」と読むのは間違いです。
また誤謬(ごびゅう)のように「誤(ご)」が用いられている言葉には、
「誤認(ごにん)・誤差(ごさ)・錯誤(さくご)・誤植(ごしょく)」などがあります。
誤謬(ごびゅう)のように「謬(びゅう)」が用いられている言葉には、
「謬説(びゅうせつ)・錯謬(さくびゅう)・謬見(びゅうけん)・謬伝(びゅうでん)」などがあります。
次の章で誤謬の意味と類義語について解説していきます。
2.誤謬の意味と類義語について
では誤謬の意味と類義語について見ていきましょう。
まず誤謬は「誤り。間違いのこと」の意味として用いられています。
誤謬を用いた例文としては、「誤謬を犯す」や、
「彼の誤謬を正す」のような使い方で用いられています。
また誤謬の類義語としては、「誤認(ごにん)・誤解(ごかい)・過誤(かご)・錯誤(さくご)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても誤謬と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「誤謬の読み方と意味、”ごびゅう”と”ごひょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 誤謬の正しい読み方は「ごびゅう」で、「ごひょう」は間違い。
- 誤謬は「誤り。間違いのこと」の意味。
- 誤謬の類義語には、「誤認・誤解・過誤・錯誤」などがある。