さて日常的に使われることはほとんどないですが、「厨子」という言葉があります。
この厨子に使用されている漢字(特に”厨”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは厨子の読み方と意味、「ずし」と「ちゅうし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.厨子の正しい読み方は「ずし」「ちゅうし」?
では厨子の正しい読み方は、「ずし」「ちゅうし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、厨子の正しい読み方は「ずし」になります。
厨子の”厨”は「ず」「ちゅう」と読むことができますが、
厨子は「ずし」と読むのが正しく、「ちゅうし」と読むのは間違いです。
また厨子(ずし)のように「厨(ず)」が用いられている言葉は、厨子の他には見つけることができませんでした。
厨子(ずし)のように「子(し)」が用いられている言葉には、
「子孫(しそん)・菓子(かし)・君子(くんし)・格子(こうし)」などがあります。
次の章で厨子の意味と類義語について解説していきます。
2.厨子の意味と類義語について
では厨子の意味と類義語について見ていきましょう。
まず厨子は「仏像・舎利(しゃり)・経巻(きょうかん)を安置する仏具のこと/食物・書籍などを入れる置き棚のこと」の意味として用いられています。
また厨子の類義語としては、「戸棚(とだな)・神棚(かみだな)・箪笥(たんす)・仏壇(ぶつだん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても厨子と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「厨子の読み方と意味、”ずし”と”ちゅうし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 厨子の正しい読み方は「ずし」で、「ちゅうし」は間違い。
- 厨子は「仏像・舎利・経巻を安置する仏具のこと/食物・書籍などを入れる置き棚のこと」の意味。
- 厨子の類義語には、「戸棚・神棚・箪笥・仏壇」などがある。