このページでは齎すの読み方と意味、「たぶらかす」と「もたらす」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.齎すの正しい読み方は「たぶらかす」「もたらす」?

 

結論から言ってしまうと、齎すの正しい読み方は「もたらす」になります

 

齎すの”齎”は「もたら(す)」「さい」「せい」と読むことはできますが、
「たぶらか(す)」と読むことはできないので、齎すを「たぶらかす」と読むのは間違いです。

 

 

「たぶらかす」というのは、”誑かす”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

次の章で齎すの意味について解説していきます。

 

2.齎すの意味について

 

齎すは「持って来ること。持って行くこと/ある状態を生じさせること。引き起こすこと」の意味として用いられています。

 

 

齎すを用いた例文としては、「幸運を齎す招き猫」や、
「台風が齎した被害」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「持って来ること。持って行くこと」の意味で、
後者の例文は「ある状態を生じさせること。引き起こすこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また齎すの類義語としては、「誘発(ゆうはつ)・触発(しょくはつ)・惹起(じゃっき)・勃発(ぼっぱつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても齎すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「齎すの読み方と意味、”たぶらかす”と”もたらす”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 齎すの正しい読み方は「もたらす」で、「たぶらかす」は間違い。
  • 齎すは「持って来ること。持って行くこと/ある状態を生じさせること。引き起こすこと」の意味。
  • 齎すの類義語には、「誘発・触発・惹起・勃発」などがある。

 

 

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