結論から言ってしまうと、輪郭の正しい読み方は「りんかく」になります。
輪郭の”郭”は「くるわ」「かく」と読むことはできますが、
「こう」と読むことはできないので、輪郭を「りんこう」と読むのは間違いです。
また輪郭(りんかく)のように「輪(りん)」が用いられている言葉には、
「車輪(しゃりん)・年輪(ねんりん)・大輪(たいりん)・日輪(にちりん)」などがあります。
輪郭(りんかく)のように「郭(かく)」が用いられている言葉には、
「外郭(がいかく)・城郭(じょうかく)・遊郭(ゆうかく)・郭大(かくだい)」などがあります。
次の章で輪郭の意味について解説していきます。
輪郭は「物体の外形を形づくっている線のこと/物事の大体のありさま。概要のこと」の意味として用いられています。
輪郭を用いた例文としては、「顔の輪郭を描く」や、
「その話の輪郭を理解した」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物体の外形を形づくっている線のこと」の意味で、
後者の例文は「物事の大体のありさま。概要のこと」の意味で使用しています。
また輪郭の類義語としては、「外郭(がいかく)・様相(ようそう)・骨子(こっし)・構成(こうせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても輪郭と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「輪郭の読み方と意味、”りんかく”と”りんこう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど