さて日常的に使われるもので「唆る」という言葉があります。
この唆るに使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは唆るの読み方と意味、「すする」と「そそる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.唆るの正しい読み方は「すする」「そそる」?
では唆るの正しい読み方は、「すする」「そそる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、唆るの正しい読み方は「そそる」になります。
唆るの”唆”は「そそのか(す)」「さ」と読むことはできますが、「すす(る)」と読むことはできないので、唆るを「すする」と読むのは間違いです。
(「すする」というのは、”啜る”と書き表されるため注意が必要です)
唆るの”唆”に「そそ(る)」という読み方はありませんが、唆るを「そそる」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「そそる」という言葉の意味に、”唆”という漢字の持っている意味が合っていたため、”唆る”に「そそる」という読み方が当てられました。
次の章で唆るの意味と類義語について解説していきます。
2.唆るの意味と類義語について
では唆るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず唆るは「興味・感心・感情などを強く引き起こさせること」の意味として用いられています。
唆るを用いた例文としては、「好奇心を唆る」や、
「食欲を唆る番組」のような使い方で用いられています。
また唆るの類義語としては、「促進(そくしん)・扇情(せんじょう)・扇動(せんどう)・示唆(しさ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても唆ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「唆るの読み方と意味、”すする”と”そそる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 唆るの正しい読み方は「そそる」で、「すする」は間違い。
- 唆るは「興味・感心・感情などを強く引き起こさせること」の意味。
- 唆るの類義語には、「促進・扇情・扇動・示唆」などがある。