このページでは三省の読み方と意味、「さんせい」と「さんしょう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.三省の正しい読み方は「さんせい」「さんしょう」?

 

結論から言ってしまうと、三省の正しい読み方は「さんせい」「さんしょう」の両方になります

 

三省の”省”は「はぶ(く)」「かえり(みる)」「しょう」「せい」と読むことができます。

 

 

 

一般的には三省は「さんせい」と読むことがほとんどです。

 

ただ三省は「さんせい」「さんしょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また三省(さんせい)のように「省(せい)」が用いられている言葉には、
「反省(はんせい)・帰省(きせい)・自省(じせい)・省察(せいさつ)」などがあります。

 

三省(さんしょう)のように「省(しょう)」が用いられている言葉には、
「省略(しょうりゃく)・省力(しょうりょく)・各省(かくしょう)・省札(しょうさつ)」などがあります。

 

 

次の章で三省の意味について解説していきます。

 

2.三省の意味について

 

三省(さんせい)は「1日に何度も自分の言動を振り返ってみて、反省し、自らを戒(いまし)めること」の意味として用いられています。

 

三省の”三”は「しばしば。何度もの」の意で使われています。

 

 

 

三省を「さんせい」と読むと上記のような意味になりますが、「さんしょう」と読むと上記の他に、「律令制で、太政官に置かれた八省のうち、式部省・民部省・兵部省のこと/中国、唐の官制で、中書省・門下省・尚書省のこと」の意味も含まれます

 

このように三省は「さんせい」「さんしょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

また三省の類義語としては、「反省(はんせい)・自省(じせい)・省察(せいさつ)・自戒(じかい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても三省と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「三省の読み方と意味、”さんせい”と”さんしょう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 三省の正しい読み方は「さんせい」「さんしょう」の両方。
  • 三省(さんせい)は「1日に何度も自分の言動を振り返ってみて、反省し、自らを戒めること」の意味。
  • 三省(さんしょう)は「1日に何度も自分の言動を振り返ってみて、反省し、自らを戒めること/律令制で、太政官に置かれた八省のうち、式部省・民部省・兵部省のこと/中国、唐の官制で、中書省・門下省・尚書省のこと」の意味。
  • 三省の類義語には、「反省・自省・省察・自戒」などがある。

 

 

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