結論から言ってしまうと、拘うの正しい読み方は「かかずらう」になります。
拘うの”拘”は「こだわ(る)」「こう」と読むことはできますが、「あてが(う)」と読むことはできないので、拘うを「あてがう」と読むのは間違いです。
(「あてがう」というのは、”宛がう”と書き表されるため注意が必要です)
拘うの”拘”に「かかずら(う)」という読み方はありませんが、拘うを「かかずらう」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「かかずらう」という言葉の意味に、”拘”という漢字の持っている意味が合っていたため、「かかずらう」に”拘う”という漢字が当てられました。
次の章で拘うの意味について解説していきます。
拘うは「関係すること/気持ちや考えがそこに引っ掛かって離れなくなること」の意味として用いられています。
拘うを用いた例文としては、「不正に拘う」や、「小さな事に拘う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「関係すること」の意味で、後者の例文は「気持ちや考えがそこに引っ掛かって離れなくなること」の意味で使用しています。
また拘うの類義語としては、「執心(しゅうしん)・執着(しゅうちゃく)・頓着(とんちゃく)・固執(こしつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても拘うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「拘うの読み方と意味、”あてがう”と”かかずらう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど