このページでは御用達の読み方と意味、「ごようたつ」と「ごようたし」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.御用達の正しい読み方は「ごようたつ」「ごようたし」?

 

結論から言ってしまうと、御用達の本来の読み方は「ごようたつ」でしたが、
いま現在では「ごようたつ」と「ごようたし」のどちらでも問題はありません

 

御用達の”達”は「たつ」「たち」「たし」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には御用達は「ごようたし」と読むことが多いです。

 

 

 

御用達を「ごようたし」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「ごようたし」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。

 

慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。

 

 

簡単に言えば、御用達を「ごようたし」と間違って読む人が増えたために、
「ごようたつ」でも「ごようたし」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。

 

なのでいま現在での御用達の読み方としては、「ごようたつ」と「ごようたし」はどちらも正しい読み方となります。

 

次の章で御用達の意味について解説していきます。

 

2.御用達の意味について

 

御用達は「宮中・官庁に物品を納めること。またそれを納める商人のこと/よく使うこと。お気に入り」の意味として用いられています。

 

 

御用達を用いた例文としては、「皇室御用達とされている品々」や、「芸能人御用達のお店」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「宮中・官庁に物品を納める商人のこと」の意味で、後者の例文は「よく使うこと。お気に入り」の意味で使用しています。

 

 

以上が「御用達の読み方と意味、”ごようたつ”と”ごようたし”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 「ごようたつ」が本来の読み方で、「ごようたし」は慣用読み。
  • 御用達の読み方は、「ごようたつ」「ごようたし」のどちらでも正しい。
  • 御用達は「宮中・官庁に物品を納めること。またそれを納める商人のこと/よく使うこと。お気に入り」の意味。

 

 

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