結論から言ってしまうと、躱すの正しい読み方は「かわす」になります。
躱すの”躱”は「かわ(す)」「た」と読むことはできますが、「いな(す)」と読むことはできないので、躱すを「いなす」と読むのは間違いです。
「いなす」というのは、”往なす”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で躱すの意味について解説していきます。
躱すは「ぶつからないように体の位置をずらして避けること/巧みに避けて逃(のが)れること」の意味として用いられています。
躱すを用いた例文としては、「突進による攻撃を躱す」や、
「あの手この手で彼からの追及を躱す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ぶつからないように体の位置をずらして避けること」の意味で、後者の例文は「巧みに避けて逃れること」の意味で使用しています。
また躱すの類義語としては、「回避(かいひ)・逃避(とうひ)・往なす(いなす)・受け流す」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても躱すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「躱すの読み方と意味、”いなす”と”かわす”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど