結論から言ってしまうと、力点の正しい読み方は「りきてん」になります。
力点の”力”は「ちから」「りょく」「りき」と読むことができますが、
力点は「りきてん」と読むのが正しく、「りょくてん」と読むのは間違いです。
また力点(りきてん)のように「力(りき)」が用いられている言葉には、
「力走(りきそう)・力説(りきせつ)・力投(りきとう)・万力(まんりき)」などがあります。
力点(りきてん)のように「点(てん)」が用いられている言葉には、
「利点(りてん)・争点(そうてん)・点数(てんすう)・点検(てんけん)」などがあります。
次の章で力点の意味について解説していきます。
力点は「梃子(てこ)で物を動かすときに、力をかける点のこと/重視する所。主眼とする点のこと」の意味として用いられています。
梃子(てこ)というのは、”棒・板などの途中に置いた支点を軸として、自由に回転できるようにし、小さい力(小さい動き)を大きな力(大きな動き)に変える仕組みのこと”です。
力点を用いた例文としては、「支点と力点は近すぎないようにする」や、「全体よりも個人に力点を置く考え方」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「てこで物を動かすときに、力をかける点のこと」の意味で、後者の例文は「重視する所。主眼とする点のこと」の意味で使用しています。
また力点の類義語としては、「重点(じゅうてん)・要項(ようこう)・中枢(ちゅうすう)・要点(ようてん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても力点と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「力点の読み方と意味、”りきてん”と”りょくてん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど