さて日常的に使われるもので「力作」という言葉があります。
この力作に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
力作がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは力作の読み方と意味、「りきさく」と「りょくさく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.力作の正しい読み方は「りきさく」「りょくさく」?
では力作の正しい読み方は、「りきさく」「りょくさく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、力作の正しい読み方は「りきさく」「りょくさく」の両方になります。
力作の”力”は「ちから」「りょく」「りき」と読むことができます。
一般的には力作は「りきさく」と読むことがほとんどです。
ただ力作は「りきさく」「りょくさく」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また力作(りきさく)のように「力(りき)」が用いられている言葉には、
「力走(りきそう)・力説(りきせつ)・力投(りきとう)・万力(まんりき)」などがあります。
力作(りょくさく)のように「力(りょく)」が用いられている言葉には、
「活力(かつりょく)・筋力(きんりょく)・入力(にゅうりょく)・死力(しりょく)」などがあります。
次の章で力作の意味と類義語について解説していきます。
2.力作の意味と類義語について
では力作の意味と類義語について見ていきましょう。
まず力作(りきさく)は「力を込めて作った作品のこと」の意味として用いられています。
力作を「りきさく」と読むと上記のような意味になりますが、
「りょくさく」と読むと上記の他に、「つとめ働くこと。労働のこと」の意味も含まれます。
このように力作は「りきさく」「りょくさく」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
力作を用いた例文としては、「彼の作品は力作(りきさく)揃いだ」や、
「これはなかなかの力作(りきさく)だ」のような使い方で用いられています。
一般的に力作は「りきさく」が使われることがほとんどで、
どちらの例文も「力を込めて作った作品のこと」の意味で使用しています。
また力作の類義語としては、「名作(めいさく)・佳作(かさく)・傑作(けっさく)・代表作(だいひょうさく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても力作と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「力作の読み方と意味、”りきさく”と”りょくさく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 力作の正しい読み方は「りきさく」「りょくさく」の両方。
- 力作(りきさく)は「力を込めて作った作品のこと」の意味。
- 力作(りょくさく)は「力を込めて作った作品のこと/つとめ働くこと。労働のこと」の意味。
- 力作の類義語には、「名作・佳作・傑作・代表作」などがある。