結論から言ってしまうと、躙るの正しい読み方は「にじる」になります。
躙るの”躙”は「にじ(る)」「りん」と読むことはできますが、
「のさば(る)」と読むことはできないので、躙るを「のさばる」と読むのは間違いです。
ちなみに「のさばる」に漢字表記はなく、そのままひらがなで「のさばる」と書き表されます。
次の章で躙るの意味について解説していきます。
躙るは「座ったまま、少しずつひざを使って進むこと/押し付けてすり動かすこと」の意味として用いられています。
躙るを用いた例文としては、「隣の部屋へ躙って入る」や、
「タバコの火を足で躙って消す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「座ったまま、少しずつひざを使って進むこと」の意味で、
後者の例文は「押し付けてすり動かすこと」の意味で使用しています。
一般的には躙るは”踏み躙る”という言葉で使われることが多く、踏み躙るは「踏んでめちゃめちゃにつぶすこと/人の立場や考えを無視したり、体面・名誉などを傷つけること」の意味で用いられます。
以上が「躙るの読み方と意味、”にじる”と”のさばる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど