さて日常的に使われるもので「装う」という言葉があります。
この装うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
装うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは装うの読み方と意味、「よそう」と「よそおう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.装うの正しい読み方は「よそう」「よそおう」?
では装うの正しい読み方は、「よそう」「よそおう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、装うの正しい読み方は「よそう」「よそおう」の両方になります。
装うの”装”は「よそ(う)」「よそお(う)」「そう」と読むことができます。
一般的には装うは「よそおう」と読むことがほとんどです。
ただ装うは「よそう」「よそおう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で装うの意味と類義語について解説していきます。
2.装うの意味と類義語について
では装うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず装う(よそおう)は「身なりや外観を飾り整えること/見せかけること。〜のふりをすること」の意味として用いられています。
装うを「よそおう」と読むと上記のような意味になりますが、
「よそう」と読むと上記の他に、「飲食物を器に盛ること」の意味も含まれます。
ただ一般的には「よそう」は、”飲食物を器に盛ること”の意味で使われることが多いです。
このように装うは「よそおう」「よそう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
装うを用いた例文としては、「気持ちを抑えて平静を装う」や、
「茶碗に白米を装(よそ)う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「見せかけること。〜のふりをすること」の意味で、
後者の例文は「飲食物を器に盛ること」の意味で使用しています。
また装うの類義語としては、「粉飾(ふんしょく)・虚栄(きょえい)・見栄(みえ)・気取る(きどる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても装うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「装うの読み方と意味、”よそう”と”よそおう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 装うの正しい読み方は「よそう」「よそおう」の両方。
- 装う(よそおう)は「身なりや外観を飾り整えること/見せかけること。〜のふりをすること」の意味。
- 装う(よそう)は「身なりや外観を飾り整えること/見せかけること。〜のふりをすること/飲食物を器に盛ること」の意味。
- 装うの類義語には、「粉飾・虚栄・見栄・気取る」などがある。