このページでは千入の読み方と意味、「ちしお」と「せんにゅう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.千入の正しい読み方は「ちしお」「せんにゅう」?

 

結論から言ってしまうと、千入の正しい読み方は「ちしお」になります

 

千入の”千”は「せん」「ち」、”入”は「はい(る)」「しお」「にゅう」と読むことができますが、千入は「ちしお」と読むのが正しく、「せんにゅう」と読むのは間違いです

 

 

 

また千入(ちしお)のように「千(ち)」が用いられている言葉には、
「千草(ちぐさ)・千代(ちよ)・千木(ちぎ)・千歳(ちとせ)」などがあります。

 

千入(ちしお)のように「入(しお)」が用いられている言葉は、
千入の他には「一入(ひとしお)・八入(やしお)」しか見つけることができませんでした。

 

 

次の章で千入の意味について解説していきます。

 

2.千入の意味について

 

千入は「何度も染料に浸して染めること」の意味として用いられています。

 

千入の他にも”八入(やしお)”と”一入(ひとしお)”という言葉があり、
八入は千入と同じで「何度も染料に浸して染めること」の意味となります。

 

 

 

そして一入というのは、「一度染料に浸して染めること/ある物事が、元々の状態に比べて、より一層程度が増すこと」を意味します。

 

一度染料に浸すことにより、染める前よりも色が鮮やかになることから、後者の意味としても使われるようになりました。

 

 

いま現在では一入は後者の意味で使われることがほとんどで、
「その知らせで喜びも一入だ」や「その情報で一入興味をひく」のように使われます。

 

つまり前者の例文は「その知らせを聞いて、喜びもより一層増した」、
後者の例文は「その情報を聞いて、より一層興味をひく」という意味となります。

 

 

以上が「千入の読み方と意味、”ちしお”と”せんにゅう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 千入の正しい読み方は「ちしお」で、「せんにゅう」は間違い。
  • 千入は「何度も染料に浸して染めること」の意味。

 

 

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