このページでは不二の読み方と意味、「ふに」と「ふじ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.不二の正しい読み方は「ふに」「ふじ」?

 

結論から言ってしまうと、不二の正しい読み方は「ふに」「ふじ」の両方になります

 

不二の”二”は「ふた(つ)」「に」「じ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には不二は「ふじ」と読むことが多いです。

 

ただ不二は「ふに」「ふじ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また不二(ふに)のように「二(に)」が用いられている言葉には、
「二世(にせい)・二乗(にじょう)・二重(にじゅう)・二途(にと)」などがあります。

 

不二(ふじ)のように「二(じ)」が用いられている言葉は、不二の他には見つけることができませんでした。

 

 

次の章で不二の意味について解説していきます。

 

2.不二の意味について

 

不二(ふに)は「2つに見えるが、実質は1つであること」の意味として用いられています。

 

 

不二を「ふに」と読むと上記のような意味になりますが、「ふじ」と読むと上記の他に、「2つとないこと。唯一(ゆいいつ)/十分に意を尽くさないという意で自分の文章をへりくだって、手紙の末尾に添える語のこと/富士山のこと」の意味となります

 

このように不二は「ふに」「ふじ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

不二を用いた例文としては、「善悪不二(ふに)という考え方がある」や、
「空海の不二(ふじ)の教え」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「2つに見えるが、実質は1つであること」の意味で、
後者の例文は「2つとないこと。唯一」の意味で使用しています。

 

 

 

また不二の類義語としては、「一如(いちにょ)・通底(つうてい)・共通(きょうつう)・不一(ふいつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても不二と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「不二の読み方と意味、”ふに”と”ふじ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 不二の正しい読み方は「ふに」「ふじ」の両方。
  • 不二(ふに)は「2つに見えるが、実質は1つであること」の意味。
  • 不二(ふじ)は「2つとないこと。唯一/2つに見えるが、実質は1つであること/十分に意を尽くさないという意で自分の文章をへりくだって、手紙の末尾に添える語のこと/富士山のこと」の意味。
  • 不二の類義語には、「一如・通底・共通・不一」などがある。

 

 

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