このページでは落下傘の読み方と意味、「パラシュート」と「らっかさん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.落下傘の正しい読み方は「パラシュート」「らっかさん」?

 

結論から言ってしまうと、落下傘の正しい読み方は「らっかさん」になります

 

落下傘の”傘”は「かさ」「さん」と読むことができますが、落下傘を「パラシュート」と読むのは間違いです。

 

 

 

また落下の”落”の読み方は「らく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「らっ」という読み方をすることはできません。

 

落下のように「らくか」ではなく、「らっか」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

落下であれば、落(らく)+下(か)なので、下(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。

 

もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で落下傘の意味について解説していきます。

 

2.落下傘の意味について

 

落下傘は「パラシュートのこと」の意味として用いられています。

 

パラシュートというのは、”飛行中の航空機から人や物資を降下するときに、空中で開いて傘上になり、空気抵抗によって落下速度を下げる用具のこと”です。

 

 

パラシュートという名称は、イタリア語の”守る(parare)”とフランス語の”落ちる(chute)”を組み合わせた造語になります。

 

 

以上が「落下傘の読み方と意味、”パラシュート”と”らっかさん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 落下傘の正しい読み方は「らっかさん」で、「パラシュート」は間違い。
  • 落下傘は「パラシュートのこと」の意味。

 

 

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