さて日常的に使われるもので「確り」という言葉があります。
この確りに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
確りがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは確りの読み方と意味、「かくり」と「しっかり」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.確りの正しい読み方は「かくり」「しっかり」?
では確りの正しい読み方は、「かくり」「しっかり」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、確りの正しい読み方は「しっかり」になります。
確りの”確”は「たし(か)」「しっか(り)」「しか(と)」「かく」と読むことができますが、確りは「しっかり」と読むのが正しく、「かくり」と読むのは間違いです。
次の章で確りの意味と類義語について解説していきます。
2.確りの意味と類義語について
では確りの意味と類義語について見ていきましょう。
まず確りの意味は下記のとおりです。
- 物事の基礎や構成が堅固(けんご)で安定しているさま
- 考え方や性格などが堅実で信用できるさま
- 気を張り詰めているさま。意識を確かに持つさま
- 物事を確実に、そして真剣に行うさま
- 取引市場に活気があって、相場に下落の様子が見えない状態のこと
確りを用いた例文としては、「土台が確りしている」や、
「毎日確りと勉強する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事の基礎や構成が堅固で安定しているさま」の意味で、後者の例文は「物事を確実に、そして真剣に行うさま」の意味で使用しています。
また確りの類義語としては、「正確(せいかく)・確固(かっこ)・確実(かくじつ)・適確(てきかく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても確りと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「確りの読み方と意味、”かくり”と”しっかり”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 確りの正しい読み方は「しっかり」で、「かくり」は間違い。
- 確りの類義語には、「正確・確固・確実・適確」などがある。
<確りの意味>
- 物事の基礎や構成が堅固で安定しているさま
- 考え方や性格などが堅実で信用できるさま
- 気を張り詰めているさま。意識を確かに持つさま
- 物事を確実に、そして真剣に行うさま
- 取引市場に活気があって、相場に下落の様子が見えない状態のこと