さて日常的に使われるもので「静穏」という言葉があります。
この静穏に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
静穏がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは静穏の読み方と意味、「せいいん」と「せいおん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.静穏の正しい読み方は「せいいん」「せいおん」?
では静穏の正しい読み方は、「せいいん」「せいおん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、静穏の正しい読み方は「せいおん」になります。
静穏の”静”は「しず(か)」「せい」「じょう」、”穏”は「おだ(やか)」「おん」と読むことはできますが、”穏”は「いん」と読むことはできないので、静穏を「せいいん」と読むのは間違いです。
静穏の”穏(おだやか・おん)”という字は、”隠(かくれる・いん)”という字に似ているため注意が必要です。
また静穏(せいおん)のように「静(せい)」が用いられている言葉には、
「静粛(せいしゅく)・安静(あんせい)・静観(せいかん)・冷静(れいせい)」などがあります。
静穏(せいおん)のように「穏(おん)」が用いられている言葉には、
「平穏(へいおん)・穏便(おんびん)・穏健(おんけん)・不穏(ふおん)」などがあります。
次の章で静穏の意味と類義語について解説していきます。
2.静穏の意味と類義語について
では静穏の意味と類義語について見ていきましょう。
まず静穏は「静かで穏(おだ)やかなこと」の意味として用いられています。
静穏を用いた例文としては、「静穏な生活を送る」や、
「静穏な世の中になったものだ」のような使い方で用いられています。
また静穏の類義語としては、「長閑(のどか)・平安(へいあん)・安泰(あんたい)・太平(たいへい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても静穏と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「静穏の読み方と意味、”せいいん”と”せいおん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 静穏の正しい読み方は「せいおん」で、「せいいん」は間違い。
- 静穏は「静かで穏やかなこと」の意味。
- 静穏の類義語には、「長閑・平安・安泰・太平」などがある。