さて日常的に使われるもので「係る」という言葉があります。
この係るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
係るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは係るの読み方と意味、「かかる」と「かかわる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.係るの正しい読み方は「かかる」「かかわる」?
では係るの正しい読み方は、「かかる」「かかわる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、係るの正しい読み方は「かかる」になります。
係るの”係”は「かかり」「かか(る)」「かか(わる)」「けい」と読むことはできますが、「かかわ(る)」と読むことはできないので、係るを「かかわる」と読むのは間違いです。
「かかわる」というのは、”関わる・係わる”などと書き表されるため注意が必要です。
次の章で係るの意味と類義語について解説していきます。
2.係るの意味と類義語について
では係るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず係るは「関係すること/携(たずさ)わること/(〜によって)扱われること/ある語句の文法的なはたらきが他の語句に及ぶこと」の意味として用いられています。
係るを用いた例文としては、「仕事の効率化に係る能力」や、
「その事故の処理に係る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「関係すること」の意味で、後者の例文は「携わること」の意味で使用しています。
また係るの類義語としては、「関与(かんよ)・相関(そうかん)・関連(かんれん)・因縁(いんねん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても係ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「係るの読み方と意味、”かかる”と”かかわる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 係るの正しい読み方は「かかる」で、「かかわる」は間違い。
- 係るは「関係すること/携わること/(〜によって)扱われること/ある語句の文法的なはたらきが他の語句に及ぶこと」の意味。
- 係るの類義語には、「関与・相関・関連・因縁」などがある。