さて日常的に使われるもので「戯れる」という言葉があります。
この戯れるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
戯れるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは戯れるの読み方と意味、「じゃれる」と「たわむれる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.戯れるの正しい読み方は「じゃれる」「たわむれる」?
では戯れるの正しい読み方は、「じゃれる」「たわむれる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、戯れるの正しい読み方は「じゃれる」「たわむれる」「ざれる」になります。
戯れるの”戯”は「たわむ(れる)」「たわ(ける)」「ざ(れる)」「ぎ」と読むことができます。
戯れるの”戯”という字は単体で「じゃ(れる)」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「ざれる」から「じゃれる」という読み方に変化しました。
音変化というのは簡単に言うと、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。
この音変化により、戯れるは通常では読むことができない「じゃれる」という読み方になったんですね。
一般的には戯れるは「たわむれる」と読むことがほとんどです。
ただ戯れるは「じゃれる」「たわむれる」「ざれる」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で戯れるの意味と類義語について解説していきます。
2.戯れるの意味と類義語について
では戯れるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず戯れる(じゃれる、ざれる)は「ふざけて、遊ぶこと。人や物にまとわりついて遊ぶこと」の意味として用いられています。
戯れるを「じゃれる」「ざれる」と読むと上記のような意味になりますが、「たわむれる」と読むと「ふざけること/何かを相手にして、面白がって遊ぶこと」の意味も含まれます。
このように戯れるは「じゃれる」「ざれる」「たわむれる」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
戯れるを用いた例文としては、「子犬がボールに戯(じゃ)れる」や、
「風と戯(たわむ)れる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ふざけて、遊ぶこと。人や物にまとわりついて遊ぶこと」の意味で、
後者の例文は「何かを相手にして、面白がって遊ぶこと」の意味で使用しています。
また戯れるの類義語としては、「戯言(ざれごと)・揶揄う(からかう)・道化る(どうける)・茶化す(ちゃかす)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても戯れると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「戯れるの読み方と意味、”じゃれる”と”たわむれる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 戯れるの正しい読み方は「じゃれる」「たわむれる」「ざれる」のすべて。
- 戯れる(じゃれる、ざれる)は「ふざけて、遊ぶこと。人や物にまとわりついて遊ぶこと」の意味。
- 戯れる(たわむれる)は「ふざけること/何かを相手にして、面白がって遊ぶこと」の意味。
- 戯れるの類義語には、「戯言・揶揄う・道化る・茶化す」などがある。