さて日常的に使われるもので「養う」という言葉があります。
この養うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
養うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは養うの読み方と意味、「つちかう」と「やしなう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.養うの正しい読み方は「つちかう」「やしなう」?
では養うの正しい読み方は、「つちかう」「やしなう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、養うの正しい読み方は「やしなう」になります。
養うの”養”は「やしな(う)」「よう」と読むことはできますが、
「つちか(う)」と読むことはできないので、養うを「つちかう」と読むのは間違いです。
「つちかう」というのは、”培う”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で養うの意味と類義語について解説していきます。
2.養うの意味と類義語について
では養うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず養うの意味は下記のとおりです。
- 自分の収入で家族などが生活できるようにすること
- 動物を飼って世話をして育てること
- 力や習慣などを段々に作り上げること
- 体力・気力などを回復させること
- 子供や病人などの食事の世話をすること
養うを用いた例文としては、「健全な精神を養う」や、
「温泉に入って英気を養う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「力や習慣などを段々に作り上げること」の意味で、
後者の例文は「体力・気力などを回復させること」の意味で使用しています。
また養うの類義語としては、「培う(つちかう)・養成(ようせい)・育成(いくせい)・養育(よういく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても養うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「養うの読み方と意味、”つちかう”と”やしなう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 養うの正しい読み方は「やしなう」で、「つちかう」は間違い。
- 養うの類義語には、「培う・養成・育成・養育」などがある。
<養うの意味>
- 自分の収入で家族などが生活できるようにすること
- 動物を飼って世話をして育てること
- 力や習慣などを段々に作り上げること
- 体力・気力などを回復させること
- 子供や病人などの食事の世話をすること