さて日常的に使われることはほとんどないですが、「丁年」という言葉があります。
この丁年に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
丁年がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは丁年の読み方と意味、「ていねん」と「ちょうねん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.丁年の正しい読み方は「ていねん」「ちょうねん」?
では丁年の正しい読み方は、「ていねん」「ちょうねん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、丁年の正しい読み方は「ていねん」になります。
丁年の”丁”は「ちょう」「てい」と読むことができますが、丁年は「ていねん」と読むのが正しく、「ちょうねん」と読むのは間違いです。
また丁年(ていねん)のように「丁(てい)」が用いられている言葉には、
「丁寧(ていねい)・装丁(そうてい)・丁重(ていちょう)・壮丁(そうてい)」などがあります。
丁年(ていねん)のように「年(ねん)」が用いられている言葉には、
「昨年(さくねん)・万年(まんねん)・光年(こうねん)・平年(へいねん)」などがあります。
次の章で丁年の意味と類義語について解説していきます。
2.丁年の意味と類義語について
では丁年の意味と類義語について見ていきましょう。
まず丁年は「一人前の年齢。満二十歳のこと/一人前の男。満二十歳以上の男のこと」の意味として用いられています。
丁年を用いた例文としては、「今年で丁年に達する」や、
「未丁年者はお酒が禁じられている」のような使い方で用いられています。
どちらの例文も「一人前の年齢。満二十歳のこと」の意味で使用しています。
また丁年の類義語としては、「成年(せいねん)・弱冠(じゃっかん)・青年(せいねん)・若年(じゃくねん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても丁年と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「丁年の読み方と意味、”ていねん”と”ちょうねん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 丁年の正しい読み方は「ていねん」で、「ちょうねん」は間違い。
- 丁年は「一人前の年齢。満二十歳のこと/一人前の男。満二十歳以上の男のこと」の意味。
- 丁年の類義語には、「成年・弱冠・青年・若年」などがある。