顧みるの読み方と意味、「かんがみる」と「かえりみる」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「顧みる」という言葉があります。

 

この顧みるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
顧みるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは顧みるの読み方と意味、「かんがみる」と「かえりみる」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.顧みるの正しい読み方は「かんがみる」「かえりみる」?

 

では顧みるの正しい読み方は、「かんがみる」「かえりみる」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、顧みるの正しい読み方は「かえりみる」になります

 

顧みるの”顧”は「かえり(みる)」「こ」と読むことはできますが、
「かんが(みる)」と読むことはできないので、顧みるを「かんがみる」と読むのは間違いです。

 

 

「かんがみる」というのは、”鑑みる”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

次の章で顧みるの意味と類義語について解説していきます。

 

2.顧みるの意味と類義語について

 

では顧みるの意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず顧みるは「振り返って後ろを見ること/過ぎ去ったことを思い起こすこと/心にとどめ考えること」の意味として用いられています。

 

 

「かえりみる」は”省みる”が使われることも多いですが、こちらの”省みる”は「自分の言動を振り返り、その可否を考えてみること。反省すること」の意味で使われます

 

このように”顧みる”と”省みる”はどちらも「かえりみる」と読みますが、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

顧みるを用いた例文としては、「若い頃を顧みる」や、
「危険を顧みずに進む」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「過ぎ去ったことを思い起こすこと」の意味で、
後者の例文は「心にとどめ考えること」の意味で使用しています。

 

 

 

また顧みるの類義語としては、「回想(かいそう)・回顧(かいこ)・追憶(ついおく)・遡及(そきゅう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても顧みると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「顧みるの読み方と意味、”かんがみる”と”かえりみる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 顧みるの正しい読み方は「かえりみる」で、「かんがみる」は間違い。
  • 顧みるは「振り返って後ろを見ること/過ぎ去ったことを思い起こすこと/心にとどめ考えること」の意味。
  • 省みるは「自分の言動を振り返り、その可否を考えてみること。反省すること」の意味。
  • 顧みるの類義語には、「回想・回顧・追憶・遡及」などがある。

 

 

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