さて日常的に使われるもので「蹲る」という言葉があります。
この蹲るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蹲るの読み方と意味、「またがる」と「うずくまる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蹲るの正しい読み方は「またがる」「うずくまる」?
では蹲るの正しい読み方は、「またがる」「うずくまる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蹲るの正しい読み方は「うずくまる」「つくばる」になります。
蹲るの”蹲”は「うずくま(る)」「つくば(る)」「しゅん」「そん」と読むことはできますが、「またが(る)」と読むことはできないので、蹲るを「またがる」と読むのは間違いです。
(「またがる」というのは、”跨る”と書き表されるため注意が必要です)
ただ一般的には蹲るは「うずくまる」と読むことがほとんどです。
次の章で蹲るの意味と類義語について解説していきます。
2.蹲るの意味と類義語について
では蹲るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず蹲るは「体を丸くしてしゃがみ込むこと/獣が足をたたみ込んで地面に腹をつけて座ること」の意味として用いられています。
蹲るを用いた例文としては、「道端に蹲る」や、
「蹲ったまま動かない」のような使い方で用いられています。
一般的に蹲るは前者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「体を丸くしてしゃがみ込むこと」の意味で使用しています。
また蹲るの類義語としては、「中腰(ちゅうごし)・屈む(かがむ)・伏す(ふす)・這う(はう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蹲ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蹲るの読み方と意味、”またがる”と”うずくまる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蹲るの正しい読み方は「うずくまる」「つくばる」の両方で、「またがる」は間違い。
- 蹲るは「体を丸くしてしゃがみ込むこと/獣が足をたたみ込んで地面に腹をつけて座ること」の意味。
- 蹲るの類義語には、「中腰・屈む・伏す・這う」などがある。