結論から言ってしまうと、難いの正しい読み方は「にくい」「かたい」「がたい」になります。
難いの”難”は「むずか(しい)」「にく(い)」「かた(い)」「なん」と読むことができます。
ただ難いを「がたい」と読むのは”得難(えがた)い・信じ難(がた)い”のように、
動詞の連用形に付いている場合のみで、難い単体で「がたい」と読むことはないため注意が必要です。
(「にくい」という読み方も「がたい」と同様に、動詞の連用形に付いて用いられますが、難いは単体で「にくい」と読むことが可能です)
そして難いは「にくい」「かたい」「がたい」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で難いの意味について解説していきます。
難い(にくい)は「(動詞の連用形に付いて)~することが難しい。~しづらい」の意味として用いられています。
難いを「にくい」と読むと上記のような意味になりますが、
「かたい」「がたい」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
難いを「かたい」と読むと「難しいこと」、「がたい」と読むと「(動詞の連用形に付いて)その動作の実現が困難であることを表す。~しにくい。~するのが難しい」の意味となります。
このように難いは「にくい」「かたい」「がたい」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
難いを用いた例文としては、「山道は歩き難(にく)い」や、
「それは想像に難(かた)くない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(動詞の連用形に付いて)~することが難しい。~しづらい」の意味で、後者の例文は「難しいこと」の意味で使用しています。
後者の例文の「想像に難くない」というのは、つまり「想像するのは難しくない」という意味になります。
以上が「難いの読み方と意味、”にくい”と”かたい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど