結論から言ってしまうと、懐くの正しい読み方は「なつく」「いだく」になります。
懐くの”懐”は「なつ(く)」「いだ(く)」「かい」と読むことはできますが、
「こころよ(く)」と読むことはできないので、懐くを「こころよく」と読むのは間違いです。
(「こころよく」というのは、”快く”と書き表されます)
一般的には懐くは「なつく」と読むことがほとんどで、「いだく」は”抱く”と書き表されることがほとんどです。
ただ懐くは「なつく」「いだく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で懐くの意味について解説していきます。
懐く(なつく)は「慣れ親しむこと。慣れて付き従うこと」の意味として用いられています。
懐くを「なつく」と読むと上記のような意味になりますが、
「いだく」と読むと「ある感情や考えを持つこと」の意味となります。
”抱く”と書き表すと「腕で抱(かか)え持つこと/ある感情や考えを持つこと」の意味となり、”懐(いだ)く”の上記の意味も含まれます。
このように懐くは「なつく」「いだく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
懐くを用いた例文としては、「人によく懐(なつ)く子犬」や、
「その行動に疑念を懐(いだ)く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「慣れ親しむこと。慣れて付き従うこと」の意味で、
後者の例文は「ある感情や考えを持つこと」の意味で使用しています。
以上が「懐くの読み方と意味、”こころよく”と”なつく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど