このページでは憤るの読み方と意味、「ふんる」と「いきどおる」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.憤るの正しい読み方は「ふんる」「いきどおる」?

 

結論から言ってしまうと、憤るの正しい読み方は「いきどおる」「むずかる」「むつかる」になります

 

憤るの”憤”は「いきどお(る)」「むずか(る)」「ふん」と読むことができますが、憤るを「ふんる」と読むのは間違いです。

 

 

 

憤るの”憤”という字は単体で「むつか(る)」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「むずかる」から「むつかる」という読み方に変化しました。

 

 

音変化というのは簡単に言うと、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。

 

この音変化により、憤るは通常では読むことができない「むつかる」という読み方になったんですね。

 

 

 

一般的には憤るは「いきどおる」と読むことがほとんどです。

 

ただ憤るは「いきどおる」「むずかる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で憤るの意味と類義語について解説していきます。

 

2.憤るの意味と類義語について

 

憤る(いきどおる)は「激しく腹を立てること。憤慨すること」の意味として用いられています。

 

 

憤るを「いきどおる」と読むと上記のような意味になりますが、
「むずかる」「むつかる」と読むと「子供が拗(す)ねて泣くこと/機嫌が悪くなること」の意味となります

 

このように憤るは「いきどおる」「むずかる」「むつかる」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

憤るを用いた例文としては、「不正を憤(いきどお)る」や、
「赤ん坊が憤(むずか)る」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「激しく腹を立てること。憤慨すること」の意味で、
後者の例文は「子供が拗ねて泣くこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また憤るの類義語としては、「怒る(おこる)・立腹(りっぷく)・激怒(げきど)・逆上(ぎゃくじょう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても憤ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「憤るの読み方と意味、”ふんる”と”いきどおる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 憤るの正しい読み方は「いきどおる」「むずかる」「むつかる」で、「ふんる」は間違い。
  • 憤る(いきどおる)は「激しく腹を立てること。憤慨すること」の意味。
  • 憤る(むずかる、むつかる)は「子供が拗ねて泣くこと/機嫌が悪くなること」の意味。
  • 憤るの類義語には、「怒る・立腹・激怒・逆上」などがある。

 

 

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