さて日常的に使われるもので「請う」という言葉があります。
この請うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
請うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは請うの読み方と意味、「こう」と「せいう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.請うの正しい読み方は「こう」「せいう」?
では請うの正しい読み方は、「こう」「せいう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、請うの正しい読み方は「こう」になります。
請うの”請”は「う(ける)」「こ(う)」「せい」と読むことができますが、
請うは「こう」と読むのが正しく、「せいう」と読むのは間違いです。
次の章で請うの意味と類義語について解説していきます。
2.請うの意味と類義語について
では請うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず請うは「(自分がすることの許可を)願うこと」の意味として用いられています。
「こう」というのは、請うの他に”乞う”が使われることも多いですが、こちらの乞うは「他人に、物を与えてくれるよう求めること/何かをしてくれるよう願うこと」の意味で使われます。
乞うという言葉は、”ねだる”という意味合いが強いです。
このように”請う”と”乞う”は意味合いが少し異なるので覚えておきましょう。
請うを用いた例文としては、「上司に許可を請う」や、
「彼に面会することを請う」のような使い方で用いられています。
また請うの類義語としては、「嘆願(たんがん)・哀訴(あいそ)・要請(ようせい)・依頼(いらい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても請うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「請うの読み方と意味、”こう”と”せいう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 請うの正しい読み方は「こう」で、「せいう」は間違い。
- 請うは「(自分がすることの許可を)願うこと」の意味。
- 請うの類義語には、「嘆願・哀訴・要請・依頼」などがある。