このページでは凝るの読み方と意味、「こる」と「こごる」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.凝るの正しい読み方は「こる」「こごる」?

 

結論から言ってしまうと、凝るの正しい読み方は「こる」「こごる」の両方になります

 

凝るの”凝”は「こ(らす)」「こ(る)」「こご(る)」「ぎょう」と読むことができます。

 

 

 

一般的には凝るは「こる」と読むことがほとんどです。

 

ただ凝るは「こる」「こごる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で凝るの意味について解説していきます。

 

2.凝るの意味について

 

凝る(こる)は「ある事に心を奪われて夢中になること。熱中すること/細かいところにまで工夫を施すこと/筋肉が張ってかたくなること」の意味として用いられています。

 

 

凝るを「こる」と読むと上記のような意味になりますが、
「こごる」と読むと「冷えて固まること」の意味となります

 


※上は煮凝(にこご)りの写真

 

一般的に「こごる」というのは、”煮凝(にこご)り”のように「魚などの煮汁が、冷えて固まったもの」を表すときに使うことがほとんどです。

 

このように凝るは「こる」「こごる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

凝るを用いた例文としては、「占いに凝(こ)る」や、
「凝(こ)った料理を提供する」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「ある事に心を奪われて夢中になること。熱中すること」の意味で、後者の例文は「細かいところにまで工夫を施すこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また凝る(こる)の類義語としては、「熱心(ねっしん)・没頭(ぼっとう)・耽溺(たんでき)・浸る(ひたる)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても凝ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「凝るの読み方と意味、”こる”と”こごる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 凝るの正しい読み方は「こる」「こごる」の両方。
  • 凝る(こる)は「ある事に心を奪われて夢中になること。熱中すること/細かいところにまで工夫を施すこと/筋肉が張ってかたくなること」の意味。
  • 凝る(こごる)は「冷えて固まること」の意味。
  • 凝る(こる)の類義語には、「熱心・没頭・耽溺・浸る」などがある。

 

 

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