さて日常的に使われるもので「認める」という言葉があります。
この認めるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
認めるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは認めるの読み方と意味、「したためる」と「みとめる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.認めるの正しい読み方は「したためる」「みとめる」?
では認めるの正しい読み方は、「したためる」「みとめる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、認めるの正しい読み方は「したためる」「みとめる」の両方になります。
認めるの”認”は「みと(める)」「したた(める)」「にん」と読むことができます。
一般的には認めるは「みとめる」と読むことがほとんどです。
ただ認めるは「したためる」「みとめる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で認めるの意味と類義語について解説していきます。
2.認めるの意味と類義語について
では認めるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず認める(したためる)は「書き記すこと/食事をすること」の意味として用いられています。
認めるを「したためる」と読むと上記のような意味になりますが、「みとめる」と読むと下記のような意味になります。
- 見て知ること。存在を知覚すること
- 許可すること。承認すること
- 見て、または考えて間違いないと判断すること
- 価値や能力があると評価すること
認めるを用いた例文としては、「有罪と認(みと)める」や、
「先輩に認(みと)められる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「見て、または考えて間違いないと判断すること」の意味で、
後者の例文は「価値や能力があると評価すること」の意味で使用しています。
また認める(みとめる)の類義語としては、「是認(ぜにん)・承諾(しょうだく)・受諾(じゅだく)・察知(さっち)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても認めると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「認めるの読み方と意味、”したためる”と”みとめる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 認めるの正しい読み方は「したためる」「みとめる」の両方。
- 認める(みとめる)の類義語には、「是認・承諾・受諾・察知」などがある。
- 認める(したためる)は「書き記すこと/食事をすること」の意味。
<認める(みとめる)の意味>
- 見て知ること。存在を知覚すること
- 許可すること。承認すること
- 見て、または考えて間違いないと判断すること
- 価値や能力があると評価すること