さて日常的に使われるもので「煽る」という言葉があります。
この煽るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは煽るの読み方と意味、「あおる」と「おだてる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.煽るの正しい読み方は「あおる」「おだてる」?
では煽るの正しい読み方は、「あおる」「おだてる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、煽るの正しい読み方は「あおる」になります。
煽るの”煽”は「あお(る)」「おだ(てる)」「せん」と読むことはできますが、
「おだて(る)」と読むことはできないので、煽るを「おだてる」と読むのは間違いです。
「おだてる」というのは、”煽てる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で煽るの意味と類義語について解説していきます。
2.煽るの意味と類義語について
では煽るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず煽るの意味は下記のとおりです。
- うちわなどで風を起こすこと。また、風が火の勢いを強めること
- 風が物を揺り動かすこと。風を受けて物が動くこと
- 煽(おだ)てたりして、相手がある行動をするように、またはある心境になるように仕向けること
- 物事に勢いをつけること
- 相場の高騰を狙って、株などを意図的に大量に買うこと
- 鐙(あぶみ)で障泥(あおり)を蹴って馬を急がせること
煽るを用いた例文としては、「いたずらに皆の不安を煽るのはやめろ」や、「その出来事が彼の人気を煽る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「煽てたりして、相手がある行動をするように、またはある心境になるように仕向けること」の意味で、後者の例文は「物事に勢いをつけること」の意味で使用しています。
また煽るの類義語としては、「煽てる(おだてる)・使嗾(しそう)・扇動(せんどう)・教唆(きょうさ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても煽ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「煽るの読み方と意味、”あおる”と”おだてる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 煽るの正しい読み方は「あおる」で、「おだてる」は間違い。
- 煽るの類義語には、「煽てる・使嗾・扇動・教唆」などがある。
<煽るの意味>
- うちわなどで風を起こすこと。また、風が火の勢いを強めること
- 風が物を揺り動かすこと。風を受けて物が動くこと
- 煽てたりして、相手がある行動をするように、またはある心境になるように仕向けること
- 物事に勢いをつけること
- 相場の高騰を狙って、株などを意図的に大量に買うこと
- 鐙で障泥を蹴って馬を急がせること