このページでは趣向の読み方と意味、「しこう」と「しゅこう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.趣向の正しい読み方は「しこう」「しゅこう」?

 

結論から言ってしまうと、趣向の正しい読み方は「しゅこう」になります

 

趣向の”趣”は「おもむき」「しゅ」と読むことはできますが、
「し」と読むことはできないので、趣向を「しこう」と読むのは間違いです。

 

 

「しこう」というのは、”嗜好(しこう)”などと書き表されるため注意が必要です。

 

 

 

また趣向(しゅこう)のように「趣(しゅ)」が用いられている言葉には、
「趣旨(しゅし)・情趣(じょうしゅ)・趣味(しゅみ)・雅趣(がしゅ)」などがあります。

 

趣向(しゅこう)のように「向(こう)」が用いられている言葉には、
「意向(いこう)・傾向(けいこう)・向上(こうじょう)・内向(ないこう)」などがあります。

 

 

次の章で趣向の意味について解説していきます。

 

2.趣向の意味について

 

趣向は「趣(おもむき)や面白味(おもしろみ)のこと。また、趣や面白味を出すための工夫のこと」の意味として用いられています。

 

 

趣向を用いた例文としては、「趣向の異なる遊び」や、
「料理に趣向を凝らす」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「趣や面白味のこと」の意味で、
後者の例文は「趣や面白味を出すための工夫のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また趣向の類義語としては、「風情(ふぜい)・情緒(じょうちょ)・風致(ふうち)・風格(ふうかく)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても趣向と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「趣向の読み方と意味、”しこう”と”しゅこう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 趣向の正しい読み方は「しゅこう」で、「しこう」は間違い。
  • 趣向は「趣や面白味のこと。また、趣や面白味を出すための工夫のこと」の意味。
  • 趣向の類義語には、「風情・情緒・風致・風格」などがある。

 

 

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