このページでは起伏の読み方と意味、「きふく」と「きじょう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.起伏の正しい読み方は「きふく」「きじょう」?

 

結論から言ってしまうと、起伏の正しい読み方は「きふく」になります

 

起伏の”伏”は「ふ(せる)」「ふく」と読むことはできますが、
「じょう」と読むことはできないので、起伏を「きじょう」と読むのは間違いです。

 

 

起伏の”伏(ふく)”という字は、”状(じょう)”という字に似ているため注意が必要です。

 

 

 

また起伏(きふく)のように「起(き)」が用いられている言葉には、
「起業(きぎょう)・起床(きしょう)・再起(さいき)・突起(とっき)」などがあります。

 

起伏(きふく)のように「伏(ふく)」が用いられている言葉には、
「降伏(こうふく)・伏兵(ふくへい)・伏線(ふくせん)・平伏(へいふく)」などがあります。

 

 

次の章で起伏の意味について解説していきます。

 

2.起伏の意味について

 

起伏は「高くなったり低くなったりしていること/(勢いや感情などが)盛んになったり衰えたり、変化のあること」の意味として用いられています。

 

 

起伏を用いた例文としては、「起伏に富んだ地形をしている」や、
「彼は感情の起伏が激しい」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「高くなったり低くなったりしていること」の意味で、
後者の例文は「(勢いや感情などが)盛んになったり衰えたり、変化のあること」の意味で使用しています。

 

 

 

また起伏の類義語としては、「突起(とっき)・凹凸(おうとつ)・蛇行(だこう)・浮沈(ふちん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても起伏と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「起伏の読み方と意味、”きふく”と”きじょう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 起伏の正しい読み方は「きふく」で、「きじょう」は間違い。
  • 起伏は「高くなったり低くなったりしていること/(勢いや感情などが)盛んになったり衰えたり、変化のあること」の意味。
  • 起伏の類義語には、「突起・凹凸・蛇行・浮沈」などがある。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!