結論から言ってしまうと、慕うの正しい読み方は「したう」になります。
慕うの”慕”は「した(う)」「ぼ」と読むことはできますが、「うやま(う)」と読むことはできないので、慕うを「うやまう」と読むのは間違いです。
「うやまう」というのは、”敬う”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で慕うの意味について解説していきます。
慕うは「憧(あこが)れそのようになりたいと心の中で思うこと/離れがたく思ったり、恋しく思ったりすること/人格や識見などに惹(ひ)かれること」の意味として用いられています。
慕うを用いた例文としては、「先輩を慕い続ける」や、
「飼い主を慕い、どこまでも追ってくる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「憧れそのようになりたいと心の中で思うこと」の意味で、
後者の例文は「離れがたく思ったり、恋しく思ったりすること」の意味で使用しています。
また慕うの類義語としては、「尊敬(そんけい)・思慕(しぼ)・羨望(せんぼう)・傾倒(けいとう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても慕うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「慕うの読み方と意味、”したう”と”うやまう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど