結論から言ってしまうと、過るの正しい読み方は「よぎる」になります。
過るの”過”は「す(ぎる)」「よぎ(る)」「か」と読むことはできますが、
「すぎ(る)」と読むことはできないので、過るを「すぎる」と読むのは間違いです。
「すぎる」というのは、”過ぎる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で過るの意味について解説していきます。
過るは「ふっと浮かんで過(す)ぎ去ること/前を横切ること」の意味として用いられています。
過るを用いた例文としては、「一瞬、不安が頭を過る」や、
「知らない男性が目の前を過る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ふっと浮かんで過ぎ去ること」の意味で、
後者の例文は「前を横切ること」の意味で使用しています。
また過るの類義語としては、「横断(おうだん)・縦断(じゅうだん)・貫通(かんつう)・縦走(じゅうそう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても過ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「過るの読み方と意味、”すぎる”と”よぎる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど