結論から言ってしまうと、疎らの正しい読み方は「まばら」になります。
疎らの”疎”は「うと(い)」「まば(ら)」「そ」と読むことはできますが、
「もっぱ(ら)」と読むことはできないので、疎らを「もっぱら」と読むのは間違いです。
「もっぱら」というのは、”専ら”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で疎らの意味について解説していきます。
疎らは「間がすいているさま。隙間(すきま)のあいているさま/時間をおいて、ばらばらであるさま」の意味として用いられています。
疎らを用いた例文としては、「植物が疎らに生えている」や、
「平日は客足が疎らだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「間がすいているさま。隙間のあいているさま」の意味で、
後者の例文は「時間をおいて、ばらばらであるさま」の意味で使用しています。
また疎らの類義語としては、「過疎(かそ)・点在(てんざい)・散在(さんざい)・分散(ぶんさん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても疎らと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「疎らの読み方と意味、”もっぱら”と”まばら”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど