さて日常的に使われるもので「疎ら」という言葉があります。
この疎らに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
疎らがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは疎らの読み方と意味、「もっぱら」と「まばら」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.疎らの正しい読み方は「もっぱら」「まばら」?
では疎らの正しい読み方は、「もっぱら」「まばら」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、疎らの正しい読み方は「まばら」になります。
疎らの”疎”は「うと(い)」「まば(ら)」「そ」と読むことはできますが、
「もっぱ(ら)」と読むことはできないので、疎らを「もっぱら」と読むのは間違いです。
「もっぱら」というのは、”専ら”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で疎らの意味と類義語について解説していきます。
2.疎らの意味と類義語について
では疎らの意味と類義語について見ていきましょう。
まず疎らは「間がすいているさま。隙間(すきま)のあいているさま/時間をおいて、ばらばらであるさま」の意味として用いられています。
疎らを用いた例文としては、「植物が疎らに生えている」や、
「平日は客足が疎らだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「間がすいているさま。隙間のあいているさま」の意味で、
後者の例文は「時間をおいて、ばらばらであるさま」の意味で使用しています。
また疎らの類義語としては、「過疎(かそ)・点在(てんざい)・散在(さんざい)・分散(ぶんさん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても疎らと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「疎らの読み方と意味、”もっぱら”と”まばら”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 疎らの正しい読み方は「まばら」で、「もっぱら」は間違い。
- 疎らは「間がすいているさま。隙間のあいているさま/時間をおいて、ばらばらであるさま」の意味。
- 疎らの類義語には、「過疎・点在・散在・分散」などがある。