さて日常的に使われることはほとんどないですが、「臚列」という言葉があります。
この臚列に使用されている漢字(特に”臚”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは臚列の読み方と意味、「られつ」と「ろれつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.臚列の正しい読み方は「られつ」「ろれつ」?
では臚列の正しい読み方は、「られつ」「ろれつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、臚列の正しい読み方は「ろれつ」になります。
臚列の”臚”は「なら(べる)」「りょ」「ろ」と読むことはできますが、
「ら」と読むことはできないので、臚列を「られつ」と読むのは間違いです。
「られつ」というのは、”羅列(られつ)”と書き表されるため注意が必要です。
また臚列(ろれつ)のように「臚(ろ)」が用いられている言葉には、「倍臚(ばいろ)・陪臚(ばいろ)・鴻臚(こうろ)」があります。
臚列(ろれつ)のように「列(れつ)」が用いられている言葉には、
「行列(ぎょうれつ)・整列(せいれつ)・同列(どうれつ)・列伝(れつでん)」などがあります。
次の章で臚列の意味と類義語について解説していきます。
2.臚列の意味と類義語について
では臚列の意味と類義語について見ていきましょう。
まず臚列は「並べること。並ぶこと」の意味として用いられています。
ちなみに”ろれつが回らない”などの「ろれつ」は臚列ではなく、
”呂律(ろれつ)”と書き表されるため覚えておきましょう。
また臚列の類義語としては、「並列(へいれつ)・羅列(られつ)・連ねる(つらねる)・数珠繋ぎ(じゅずつなぎ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても臚列と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「臚列の読み方と意味、”られつ”と”ろれつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 臚列の正しい読み方は「ろれつ」で、「られつ」は間違い。
- 臚列は「並べること。並ぶこと」の意味。
- 臚列の類義語には、「並列・羅列・連ねる・数珠繋ぎ」などがある。