結論から言ってしまうと、割くの正しい読み方は「さく」になります。
割くの”割”は「わり」「わ(る)」「さ(く)」「かつ」と読むことができますが、割くは「さく」と読むのが正しく、「わりく」と読むのは間違いです。
次の章で割くの意味について解説していきます。
割くは「刃物で切り開くこと/親しい関係にある者どうしを無理に離すこと/一部を分けて他の用途に充(あ)てること」の意味として用いられています。
割くを用いた例文としては、「2人の仲を割く」や、
「睡眠時間を割く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「親しい関係にある者どうしを無理に離すこと」の意味で、
後者の例文は「一部を分けて他の用途に充てること」の意味で使用しています。
また割くの類義語としては、「分割(ぶんかつ)・等分(とうぶん)・案分(あんぶん)・劈く(つんざく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても割くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「割くの読み方と意味、”さく”と”わりく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど