さて日常的に使われるもので「設ける」という言葉があります。
この設けるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
設けるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは設けるの読み方と意味、「せつける」と「もうける」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.設けるの正しい読み方は「せつける」「もうける」?
では設けるの正しい読み方は、「せつける」「もうける」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、設けるの正しい読み方は「もうける」になります。
設けるの”設”は「もう(ける)」「せつ」と読むことができますが、
設けるは「もうける」と読むのが正しく、「せつける」と読むのは間違いです。
次の章で設けるの意味と類義語について解説していきます。
2.設けるの意味と類義語について
では設けるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず設けるは「前もって用意・準備すること/設備・組織・規則などを作ること」の意味として用いられています。
設けるを用いた例文としては、「この機会に一席設けることにした」や、「特別にルールを設ける」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「前もって用意・準備すること」の意味で、
後者の例文は「設備・組織・規則などを作ること」の意味で使用しています。
また設けるの類義語としては、「設営(せつえい)・新設(しんせつ)・設置(せっち)・仮設(かせつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても設けると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「設けるの読み方と意味、”せつける”と”もうける”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 設けるの正しい読み方は「もうける」で、「せつける」は間違い。
- 設けるは「前もって用意・準備すること/設備・組織・規則などを作ること」の意味。
- 設けるの類義語には、「設営・新設・設置・仮設」などがある。