さて日常的に使われるもので「逸れる」という言葉があります。
この逸れるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
逸れるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは逸れるの読み方と意味、「はぐれる」と「それる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.逸れるの正しい読み方は「はぐれる」「それる」?
では逸れるの正しい読み方は、「はぐれる」「それる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、逸れるの正しい読み方は「はぐれる」「それる」の両方になります。
逸れるの”逸”は「そ(れる)」「はぐ(れる)」「いつ」と読むことができます。
一般的には逸れるは「それる」と読むことがほとんどです。
ただ逸れるは「はぐれる」「それる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で逸れるの意味と類義語について解説していきます。
2.逸れるの意味と類義語について
では逸れるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず逸れる(はぐれる)は「連れの人を見失って離れ離れになること/(動詞の連用形に付いて)~しそこなう。~しそびれる」の意味として用いられています。
逸れるを「はぐれる」と読むと上記のような意味になりますが、
「それる」と読むと「思いがけない方向へ行くこと」の意味となります。
このように逸れるは「はぐれる」「それる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
逸れるを用いた例文としては、「寝坊して朝食を食い逸(はぐ)れる」や、「弾丸が目標から大きく逸(そ)れる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(動詞の連用形に付いて)~しそこなう。~しそびれる」の意味で、後者の例文は「思いがけない方向へ行くこと」の意味で使用しています。
また逸れる(それる)の類義語としては、「外れる(はずれる)・流れる(ながれる)・偏る(かたよる)・ずれる」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても逸れると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「逸れるの読み方と意味、”はぐれる”と”それる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 逸れるの正しい読み方は「はぐれる」「それる」の両方。
- 逸れる(はぐれる)は「連れの人を見失って離れ離れになること/(動詞の連用形に付いて)~しそこなう。~しそびれる」の意味。
- 逸れる(それる)は「思いがけない方向へ行くこと」の意味。
- 逸れる(それる)の類義語には、「外れる・流れる・偏る・ずれる」などがある。