さて日常的に使われるもので「得る」という言葉があります。
この得るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
得るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは得るの読み方と意味、「うる」と「える」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.得るの正しい読み方は「うる」「える」?
では得るの正しい読み方は、「うる」「える」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、得るの正しい読み方は「うる」「える」の両方になります。
得るの”得”は「え(る)」「う(る)」「とく」と読むことができます。
ただ一般的には得るは「える」と読むことが多いです。
次の章で得るの意味と類義語について解説していきます。
2.得るの意味と類義語について
では得るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず得るは「自分のものにすること/納得すること。理解すること/(動詞の連用形に付いて)〜することができる/(動詞の連用形に付いて)そのようになる可能性があること」の意味として用いられています。
得るを「うる」と読むのは文語(書き言葉)的で、「える」と読むのは口語(話し言葉)的な言い方になります。
得るを用いた例文としては、「要領を得(え)ない回答だ」や、
「成し得(う)るのは容易ではない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「納得すること。理解すること」の意味で、
後者の例文は「(動詞の連用形に付いて)〜することができる」の意味で使用しています。
つまり後者の例文の意味は、「物事を達成・遂行するのは簡単なことではない」という意味です。
また得るの類義語としては、「獲得(かくとく)・取得(しゅとく)・摂取(せっしゅ)・入手(にゅうしゅ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても得ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「得るの読み方と意味、”うる”と”える”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 得るの正しい読み方は「うる」「える」の両方。
- 得るは「自分のものにすること/納得すること。理解すること/(動詞の連用形に付いて)〜することができる/(動詞の連用形に付いて)そのようになる可能性があること」の意味。
- 得るの類義語には、「獲得・取得・摂取・入手」などがある。