結論から言ってしまうと、寂しいの正しい読み方は「さみしい」「さびしい」の両方になります。
寂しいの”寂”は「さび(しい)」「じゃく」と読むことができます。
ただ一般的には寂しいは「さびしい」と読むことがほとんどで、「さみしい」はひらがなで”さみしい”と表記されることがほとんどです。
寂しいの”寂”という字は単体で「さみ(しい)」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「さびしい」から「さみしい」という読み方に変化しました。
簡単に言うと音変化というのは、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。
この音変化により、寂しいは通常では読むことができない「さみしい」という読み方になったんですね。
次の章で寂しいの意味について解説していきます。
寂しいは「仲間や相手になる人がいなくて心細いこと/心が満たされず、物足りない気持ちであること/人の気配がなくて、ひっそりとしていること」の意味として用いられています。
寂しいを用いた例文としては、「一人寂しくゲームをする」や、
「給料日まで懐(ふところ)が寂しい」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「仲間や相手になる人がいなくて心細いこと」の意味で、
後者の例文は「心が満たされず、物足りない気持ちであること」の意味で使用しています。
また寂しいの類義語としては、「閑散(かんさん)・孤独(こどく)・哀愁(あいしゅう)・孤立(こりつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても寂しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「寂しいの読み方と意味、”さみしい”と”さびしい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど