さて日常的に使われるもので「寂しい」という言葉があります。
この寂しいに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
寂しいがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは寂しいの読み方と意味、「さみしい」と「さびしい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.寂しいの正しい読み方は「さみしい」「さびしい」?
では寂しいの正しい読み方は、「さみしい」「さびしい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、寂しいの正しい読み方は「さみしい」「さびしい」の両方になります。
寂しいの”寂”は「さび(しい)」「じゃく」と読むことができます。
ただ一般的には寂しいは「さびしい」と読むことがほとんどで、「さみしい」はひらがなで”さみしい”と表記されることがほとんどです。
寂しいの”寂”という字は単体で「さみ(しい)」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「さびしい」から「さみしい」という読み方に変化しました。
簡単に言うと音変化というのは、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。
この音変化により、寂しいは通常では読むことができない「さみしい」という読み方になったんですね。
次の章で寂しいの意味と類義語について解説していきます。
2.寂しいの意味と類義語について
では寂しいの意味と類義語について見ていきましょう。
まず寂しいは「仲間や相手になる人がいなくて心細いこと/心が満たされず、物足りない気持ちであること/人の気配がなくて、ひっそりとしていること」の意味として用いられています。
寂しいを用いた例文としては、「一人寂しくゲームをする」や、
「給料日まで懐(ふところ)が寂しい」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「仲間や相手になる人がいなくて心細いこと」の意味で、
後者の例文は「心が満たされず、物足りない気持ちであること」の意味で使用しています。
また寂しいの類義語としては、「閑散(かんさん)・孤独(こどく)・哀愁(あいしゅう)・孤立(こりつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても寂しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「寂しいの読み方と意味、”さみしい”と”さびしい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 寂しいの正しい読み方は「さみしい」「さびしい」の両方。
- 寂しいは「仲間や相手になる人がいなくて心細いこと/心が満たされず、物足りない気持ちであること/人の気配がなくて、ひっそりとしていること」の意味。
- 寂しいの類義語には、「閑散・孤独・哀愁・孤立」などがある。