さて日常的に使われるもので「陥る」という言葉があります。
この陥るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
陥るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは陥るの読み方と意味、「はまる」と「おちいる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.陥るの正しい読み方は「はまる」「おちいる」?
では陥るの正しい読み方は、「はまる」「おちいる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、陥るの正しい読み方は「おちいる」になります。
陥るの”陥”は「おちい(る)」「おとしい(れる)」「かん」と読むことはできますが、「はま(る)」と読むことはできないので、陥るを「はまる」と読むのは間違いです。
「はまる」というのは、”嵌まる”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で陥るの意味と類義語について解説していきます。
2.陥るの意味と類義語について
では陥るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず陥るは「相手の策謀にはまり込むこと/落ちて中に入ること。はまること/攻め落とされること/良くない状態になること」の意味として用いられています。
陥るを用いた例文としては、「敵の罠に陥る」や、
「自己嫌悪に陥る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「相手の策謀にはまり込むこと」の意味で、
後者の例文は「良くない状態になること」の意味で使用しています。
また陥るの類義語としては、「籠絡(ろうらく)・陰謀(いんぼう)・陥穽(かんせい)・計略(けいりゃく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても陥ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「陥るの読み方と意味、”はまる”と”おちいる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 陥るの正しい読み方は「おちいる」で、「はまる」は間違い。
- 陥るは「相手の策謀にはまり込むこと/落ちて中に入ること。はまること/攻め落とされること/良くない状態になること」の意味。
- 陥るの類義語には、「籠絡・陰謀・陥穽・計略」などがある。