結論から言ってしまうと、脆いの正しい読み方は「もろい」になります。
脆いの”脆”は「もろ(い)」「やわ(らかい)」「ぜい」と読むことができますが、脆いは「もろい」と読むのが正しく、「やわい」と読むのは間違いです。
「やわい」というのは、”柔い”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で脆いの意味について解説していきます。
脆いは「(元の形や状態が)崩れやすいこと。壊れやすいこと/感情に動かされやすいこと」の意味として用いられています。
「物体が力を受けたときに、あまり変形せずに破壊される性質」を”脆性(ぜいせい:脆い性質)”といい、”脆性が高い物体=脆くて壊れやすい”ということを意味します。
例えば脆性が高い物体であれば”硝子(ガラス)・石材”、脆性が低い物体であれば”粘土(ねんど)”などが挙げられます。
硝子・石材は押す(外力)などにより変形させるほどの力が加われば、
すぐにヒビが入ったり、崩れたりしますが、粘土は押して変形させてもしばらく壊れることはありません。
脆いを用いた例文としては、「彼らの友情は脆くも崩れさった」や、「彼女はとても涙脆(なみだもろ)い」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(元の形や状態が)崩れやすいこと。壊れやすいこと」の意味で、後者の例文は「感情に動かされやすいこと」の意味で使用しています。
以上が「脆いの読み方と意味、”もろい”と”やわい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど