さて日常的に使われるもので「無尽蔵」という言葉があります。
この無尽蔵に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
無尽蔵がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは無尽蔵の読み方と意味、「むじんぞう」と「むぜんぞう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.無尽蔵の正しい読み方は「むじんぞう」「むぜんぞう」?
では無尽蔵の正しい読み方は、「むじんぞう」「むぜんぞう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、無尽蔵の正しい読み方は「むじんぞう」になります。
無尽蔵の”尽”は「つ(きる)」「じん」と読むことはできますが、
「ぜん」と読むことはできないので、無尽蔵を「むぜんぞう」と読むのは間違いです。
また無尽蔵(むじんぞう)のように「尽(じん)」が用いられている言葉には、
「尽力(じんりょく)・尽日(じんじつ)・不尽(ふじん)・自尽(じじん)」などがあります。
次の章で無尽蔵の意味と類義語について解説していきます。
2.無尽蔵の意味と類義語について
では無尽蔵の意味と類義語について見ていきましょう。
まず無尽蔵は「いくら取っても尽(つ)きないこと。また、そのさま」の意味として用いられています。
無尽蔵を用いた例文としては、「無尽蔵のエネルギーを持つ」や、
「資源は無尽蔵にあるわけではない」のような使い方で用いられています。
また無尽蔵の類義語としては、「豊富(ほうふ)・莫大(ばくだい)・膨大(ぼうだい)・巨万(きょまん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても無尽蔵と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「無尽蔵の読み方と意味、”むじんぞう”と”むぜんぞう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 無尽蔵の正しい読み方は「むじんぞう」で、「むぜんぞう」は間違い。
- 無尽蔵は「いくら取っても尽きないこと。また、そのさま」の意味。
- 無尽蔵の類義語には、「豊富・莫大・膨大・巨万」などがある。