さて日常的に使われるもので「称える」という言葉があります。
この称えるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
称えるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは称えるの読み方と意味、「たたえる」と「となえる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では称えるの正しい読み方は、「たたえる」「となえる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、称えるの正しい読み方は「たたえる」「となえる」の両方になります。
称えるの”称”は「たた(える)」「とな(える)」「しょう」と読むことができます。
一般的には称えるは「たたえる」と読むことがほとんどで、「となえる」は”唱える”と書き表されることがほとんどです。
ただ称えるは「たたえる」「となえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で称えるの意味と類義語について解説していきます。
では称えるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず称える(たたえる)は「褒めること。称賛(しょうさん)すること/名付けていうこと。称すること」の意味として用いられています。
一般的に「たたえる」というのは、前者の意味で用いられることがほとんどです。
称えるを「たたえる」と読むと上記のような意味になりますが、
「となえる」と読むと「名付けていうこと。称すること」の意味となります。
このように称えるは「たたえる」「となえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
そして一般的に「となえる」は”称える”ではなく、”唱える”と書き表されることがほとんどです。
唱えるは「声に出して言うこと/大声で言うこと。叫ぶこと/主張すること」の意味がありますが、「名付けていうこと。称すること」の意味で用いるときは”称(とな)える”と書き表されるため注意が必要です。
称えるを用いた例文としては、「彼女たちの健闘を称(たた)える」や、
「彼は自らを英雄と称える」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「褒めること。称賛すること」の意味で、
後者の例文は「名付けていうこと。称すること」の意味で使用しています。
また称える(たたえる)の類義語としては、「褒賞(ほうしょう)・礼賛(らいさん)・感嘆(かんたん)・賛する(さんする)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても称えると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「称えるの読み方と意味、”たたえる”と”となえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、