結論から言ってしまうと、称えるの正しい読み方は「たたえる」「となえる」の両方になります。
称えるの”称”は「たた(える)」「とな(える)」「しょう」と読むことができます。
一般的には称えるは「たたえる」と読むことがほとんどで、「となえる」は”唱える”と書き表されることがほとんどです。
ただ称えるは「たたえる」「となえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で称えるの意味について解説していきます。
称える(たたえる)は「褒めること。称賛(しょうさん)すること/名付けていうこと。称すること」の意味として用いられています。
一般的に「たたえる」というのは、前者の意味で用いられることがほとんどです。
称えるを「たたえる」と読むと上記のような意味になりますが、
「となえる」と読むと「名付けていうこと。称すること」の意味となります。
このように称えるは「たたえる」「となえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
そして一般的に「となえる」は”称える”ではなく、”唱える”と書き表されることがほとんどです。
唱えるは「声に出して言うこと/大声で言うこと。叫ぶこと/主張すること」の意味がありますが、「名付けていうこと。称すること」の意味で用いるときは”称(とな)える”と書き表されるため注意が必要です。
称えるを用いた例文としては、「彼女たちの健闘を称(たた)える」や、
「彼は自らを英雄と称える」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「褒めること。称賛すること」の意味で、
後者の例文は「名付けていうこと。称すること」の意味で使用しています。
以上が「称えるの読み方と意味、”たたえる”と”となえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど