このページでは称えるの読み方と意味、「たたえる」と「となえる」どちらが正しいのかを解説しています。




1.称えるの正しい読み方は「たたえる」「となえる」?


結論から言ってしまうと、称えるの正しい読み方は「たたえる」「となえる」の両方になります


称えるの”称”は「たた(える)」「とな(える)」「しょう」と読むことができます。



一般的には称えるは「たたえる」と読むことがほとんどで、「となえる」は”唱える”と書き表されることがほとんどです。


ただ称えるは「たたえる」「となえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。


次の章で称えるの意味について解説していきます。



2.称えるの意味について


称える(たたえる)は「褒めること。称賛(しょうさん)すること/名付けていうこと。称すること」の意味として用いられています。


一般的に「たたえる」というのは、前者の意味で用いられることがほとんどです。




称えるを「たたえる」と読むと上記のような意味になりますが、
「となえる」と読むと「名付けていうこと。称すること」の意味となります


このように称えるは「たたえる」「となえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。



そして一般的に「となえる」は”称える”ではなく、”唱える”と書き表されることがほとんどです。


唱えるは「声に出して言うこと/大声で言うこと。叫ぶこと/主張すること」の意味がありますが、「名付けていうこと。称すること」の意味で用いるときは”称(とな)える”と書き表されるため注意が必要です。




称えるを用いた例文としては、「彼女たちの健闘を称(たた)える」や、
「彼は自らを英雄と称える」のような使い方で用いられています。


前者の例文は「褒めること。称賛すること」の意味で、
後者の例文は「名付けていうこと。称すること」の意味で使用しています。



以上が「称えるの読み方と意味、”たたえる”と”となえる”正しいのは?」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 称えるの正しい読み方は「たたえる」「となえる」の両方。
  • 称える(たたえる)は「褒めること。称賛すること/名付けていうこと。称すること」の意味。
  • 称える(となえる)は「名付けていうこと。称すること」の意味。



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